ワシントン・ウィザーズの八村累とニューオリンズ・ペリカンズのザイオンウイリアムソンの直接対決がやっと実現した。
2019年ドラフト全体1位鳴り物入りでNBAしたザイオンウイリアムソンは、昨季こそ怪我で思うようなパフォーマンスが示せなかったが、今シーズンはNBA通算60試合でマイケルジョーダンに次ぐ得点を上げる快挙を成し遂げている。
八村累も今期は3ポイントシュートの成功確率を約5%も上げ、ブラッドリー・ビール、スコット・ウエストブルックというNBA屈指のポイントゲッターと共に、攻守においてその存在感を高めている。
ウィザーズの八村塁がペリカンズ戦に先発出場 ザイオン・ウィリアムソンともシーズン初対決
日本時間4月17日(現地16日)、ワシントン・ウィザーズの八村塁がホームのキャピタル・ワン・アリーナで行なわれたニューオーリンズ・ペリカンズ戦に先発出場した。
八村は42分プレイし、6点、3リバウンド、3アシスト、2スティールを記録。試合は延長の末、117-115でウィザーズが勝利した。 八村とペリカンズのザイオン・ウィリアムソンがレギュラーシーズンでマッチアップするのは初めて。
2019年ドラフト組の同期対決が注目されたが、八村はシュートタッチに苦しんだ。フィールドゴールは3/13、3ポイントは5本すべてミス。プラスマイナスも-11だったが、延長ではウィリアムソンのオフェンスファウルを誘発する好守を披露した。
なお、試合は第2クォーター途中でウィザーズが最大13点のリードを奪ったものの、第3クォーターでペリカンズが逆転。その後ウィザーズが追いついて、延長にもつれこむ。この5分間も一進一退の展開が続くなか、残り1秒でシュートを狙ったラッセル・ウェストブルックにウィリアムソンが痛恨のファウル。ウェストブルックがフリースローを2本とも冷静に沈め、ウィザーズが辛くも逃げ切った。
ウィザーズは八村以外に、ウェストブルックが36点、15リバウンド、9アシスト、ブラッドリー・ビールが30点、控えのダニエル・ギャフォードが18点、7リバウンド、4ブロックをマーク。とりわけギャフォードは、オフェンスだけでなくインサイドのディフェンスなど数字に残らない部分での貢献も光った。
一方で3ポイントはチーム全体で27本中4本しか決められず(成功率14.8%)。個人的な理由で欠場したダービス・ベルターンスの不在が響いた。
ペリカンズはウィリアムソンが21点、6リバウンド、ブランドン・イングラムが34点、7リバウンド、5アシスト、4スティール、スティーブン・アダムズが6点、12リバウンド、2ブロック、ナジ・マーシャルが16点、11リバウンド、6アシスト、ジェームズ・ジョンソンが11点、ビリー・エルナンゴメスが8点、10リバウンドを記録している。
3連勝で22勝33敗となったウィザーズは18日(同17日)にホームでデトロイト・ピストンズと、2連敗で25勝31敗のペリカンズは19日(同18日)に敵地マディソン・スクエア・ガーデンでニューヨーク・ニックスと対戦する。