原監督が栗山監督の場外先制パンチを一蹴した。

北海道日本ハム 栗山監督
24日の「全試合DH制」の提案をした栗山監督の意図は何処にあったのだろうか。
DH制のパ・リーグでは、セ・リーグでは、投手交代の駆け引き、投手の打撃による攻撃力低下、と不利な点を踏まえながら試合をしなくてはならないことは言うまでもないだろう。
また、シーズン中はセ・パ両リーグで取り入れられた「予告先発」もCSシリーズでは、パ・リーグのみ導入されるに至った。
また原監督は「予告先発」にも否定的な考えを示している。また「日本シリーズは40人枠がある中で(ベンチ入り)25名の選手を選ぶ。そういう意味ではバリエーションも選択肢も増える。セントラル・リーグの野球を前面に出して戦っていく」と強い決意を述べている。

読売巨人軍 原監督
日本シリーズは、開幕前からこういった場外攻撃が繰り広げられることも多い。
巨人の元監督だった藤田元司(故人)がこのての手法をよく使った。
ある時は投手が度々帽子のつばに手を触れることを指し「帽子に水分を含ませてあるんじゃないか?」(ボールが水分を含むと変化が大きくなるため、スピット(唾)ボールとして禁止事項となっている。)
また西武とのシリーズの前に牽制球の上手い東尾投手の牽制モーションについて「あの牽制はセ・リーグではボークになるんじゃないか?」と先制牽制(笑)したこともあった。
何れもシリーズにおいて主導権を先に握ろうとする精神戦であり、今回の栗山監督の発言は自軍への実利を隠れ蓑にした先制攻撃だったと筆者は分析している。
シリーズの予想だが、いち早く日本シリーズ進出を決定させた日本ハムは、戦力調整には十分な時間があった。投手も休養十分であろう。この点は大きなメリットである。
一方巨人が日本シリーズ進出を決定させたのが22日であり、シリーズ開始まで中4日しかない。27日の開幕から内海 → ホールトン → 沢村の順のローテーションになった場合、内海が中5日、ホールトンが中5日、沢村が中7日と日本ハムに比べると苦しい台所事情だ。杉内が何処かで投げればこれも変わって来るが、筆者は今シーズンは無理と予想している。
一つ言えることは短期決戦の主導権は、より早く試合勘を取り戻すことであり、中日の3連勝は投手が絶対的に不足していても、ヤクルトと死闘を演じたCSステージ1で試合勘を付け、打撃陣が上昇ムードにあったことである。
休養十分の日本ハム、試合勘の近い巨人。勝手な予測をさせて貰えば3連勝で試合勘も残る巨人が4勝2敗で優勝すると推測する。
日本ハムのペナント優勝は、ロッテへの大きな貯金であり、他チームとの相性はほぼ五分であった。CSシリーズでは短期決戦の勢いにうまく乗れたが、どん底から這い上がった巨人へ、その勢いが続くであろうか。
シリーズの戦いは場外で、既に始まっているようである。















24日の「全試合DH制」の提案をした栗山監督の意図は何処にあったのだろうか。
DH制のパ・リーグでは、セ・リーグでは、投手交代の駆け引き、投手の打撃による攻撃力低下、と不利な点を踏まえながら試合をしなくてはならないことは言うまでもないだろう。
また、シーズン中はセ・パ両リーグで取り入れられた「予告先発」もCSシリーズでは、パ・リーグのみ導入されるに至った。
また原監督は「予告先発」にも否定的な考えを示している。また「日本シリーズは40人枠がある中で(ベンチ入り)25名の選手を選ぶ。そういう意味ではバリエーションも選択肢も増える。セントラル・リーグの野球を前面に出して戦っていく」と強い決意を述べている。

読売巨人軍 原監督
日本シリーズは、開幕前からこういった場外攻撃が繰り広げられることも多い。
巨人の元監督だった藤田元司(故人)がこのての手法をよく使った。
ある時は投手が度々帽子のつばに手を触れることを指し「帽子に水分を含ませてあるんじゃないか?」(ボールが水分を含むと変化が大きくなるため、スピット(唾)ボールとして禁止事項となっている。)
また西武とのシリーズの前に牽制球の上手い東尾投手の牽制モーションについて「あの牽制はセ・リーグではボークになるんじゃないか?」と先制牽制(笑)したこともあった。
何れもシリーズにおいて主導権を先に握ろうとする精神戦であり、今回の栗山監督の発言は自軍への実利を隠れ蓑にした先制攻撃だったと筆者は分析している。
シリーズの予想だが、いち早く日本シリーズ進出を決定させた日本ハムは、戦力調整には十分な時間があった。投手も休養十分であろう。この点は大きなメリットである。
一方巨人が日本シリーズ進出を決定させたのが22日であり、シリーズ開始まで中4日しかない。27日の開幕から内海 → ホールトン → 沢村の順のローテーションになった場合、内海が中5日、ホールトンが中5日、沢村が中7日と日本ハムに比べると苦しい台所事情だ。杉内が何処かで投げればこれも変わって来るが、筆者は今シーズンは無理と予想している。
一つ言えることは短期決戦の主導権は、より早く試合勘を取り戻すことであり、中日の3連勝は投手が絶対的に不足していても、ヤクルトと死闘を演じたCSステージ1で試合勘を付け、打撃陣が上昇ムードにあったことである。
休養十分の日本ハム、試合勘の近い巨人。勝手な予測をさせて貰えば3連勝で試合勘も残る巨人が4勝2敗で優勝すると推測する。
日本ハムのペナント優勝は、ロッテへの大きな貯金であり、他チームとの相性はほぼ五分であった。CSシリーズでは短期決戦の勢いにうまく乗れたが、どん底から這い上がった巨人へ、その勢いが続くであろうか。
シリーズの戦いは場外で、既に始まっているようである。






